これを知らないで食べているの?牛肉の美味しさを左右するのは「不飽和脂肪酸」
これを知らずに、牛肉を食べるな!
牛肉の美味しさに大きく関わる不飽和脂肪酸。
これを知らずに牛肉を食べているそこのアナタ。この機会に、不飽和脂肪酸の重要性を理解し、牛肉を美味しく食べましょう。
牛肉といえば、黒毛和牛が美味しい。黒毛和牛といえば松阪牛や神戸ビーフなどのブランド牛で、ランクが高いものが美味しい。
なんて思ってますよね?
もちろんブランドや産地、ランクで大体の美味しさはわかります。
でも、これらの牛肉がなぜおいしいのか。皆さんはご存知ですか?
牛肉を美味しくさせる成分が、「不飽和脂肪酸」なのです。
では、不飽和脂肪酸とは何なのか?解説していきたいと思います。
牛肉を美味しくさせる「不飽和脂肪酸」とは
不飽和脂肪酸は牛肉の 脂肪 に含まれる成分です。 常温で液体になる性質を備えているため、融点が低く、溶け出すスピードが早いのが特徴です。
早く溶けて何がいいのか?
不飽和脂肪酸が多く含まれていると、脂肪が溶け出す温度が低くなります。 つまり、口に入れた瞬間に脂肪が溶け出し、肉汁になって じゅわ〜っ と溢れ出すんです! 肉の旨味と肉汁が口いっぱいに広がります。
また、不飽和脂肪酸は、血液中のコレステロールを下げてくれる働きがあるため、適度な量を摂取することで、体にいい働きをしてくれます。 不飽和脂肪酸は体内で合成出来ない物質です。
牛肉を食べて体に取り込むしかありません。
しかし、どの牛肉を食べても不飽和脂肪酸が多く含まれているわけではないのです。
不飽和脂肪酸が多く含まれる牛肉とは
どの牛肉でも多くの不飽和脂肪酸が含まれているわけではありません。不飽和脂肪酸が多く含まれる牛肉を見極めるには、産地やブランド、ランクではないんです。
不飽和脂肪酸が多く含まれるのは 「牝牛(雌牛・めすうし)」 です。牝牛(雌牛)の脂肪に多く含まれています.
牝牛(雌牛)はこの不飽和脂肪酸を多く含んでいるため、肉の旨味と、溶け出す肉汁で、最高の味わいになります。
不飽和脂肪酸だけじゃない。牝牛(雌牛)が美味しい理由
牝牛(雌牛)には、美味しい理由がもう一つあります。
それは、 柔らかい肉質!
牝牛(雌牛)は雄牛(おすうし)に比べて非常に柔らかいんです。牝牛(雌牛)が非常に柔らかい肉質なのに対して、雄牛は 筋肉質でガッシリ した肉質です。
人間でも、男性は筋肉質で硬いイメージですよね?それに比べて女性はしなやかで柔らかいイメージ!牛の肉質も同じなんです‼
なので、牝牛(雌牛)のお肉の方が口に入れた瞬間にとろけて、美味しいんです! 食べるなら、牝牛 (雌牛)なのです。
牝牛(雌牛)は非常に柔らかい肉質と、不飽和脂肪酸の効果で、他の牛肉にはないとろける食感に加え、 肉の旨味と、濃厚な肉汁 が楽しめるお肉です!特に美味しいのが黒毛和牛の牝牛(雌牛)です!
ここで、皆様に残念なお知らせがあります。 皆さんが普段食べている牛肉は、 ほとんど雄牛 (おすうし)です。
黒毛和牛は牝牛(雌牛)にこだわって。
皆さんが普段食べているのは、ほとんどが去勢された雄牛です! 牝牛(雌牛)の美味しさに近づけるために去勢をして、肉に脂(サシ)が入るように育てます。 雄牛のほうが牝(雌)よりも体が大きいため、お肉の生産効率がいいからです。
でも本当に美味しいのは牝牛(雌牛)なのです。
確かに黒毛和牛A5や、ブランド牛は美味しいですが、美味しい牛肉を突き詰めると 牝牛(雌牛)にたどり着きます!
みなさんが焼肉をする時、牛肉を買う時、黒毛和牛のランクやブランドだけではなく、牝牛(雌牛)を意識して選んでみてください!
牝牛(雌牛)の美味しさに気づいた皆さんは、もう牝牛(雌牛)が食べたくなっているはず。
僕たちは、YouTube チャンネル 奥さんの味方の焼肉屋 にて、焼肉屋のサイドメニューのレシピや、黒毛和牛ことを発信しております。 是非もっともっとお肉のことを詳しく知りたい方は、チャンネル登録を以下より、是非お願いいたします!
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