焼肉屋が教える、牛肉の新常識!黒毛和牛は牝牛(めすうし、雌牛)が美味しい。
牛肉を食べる上で、皆さんに知っておいてほしい情報があります。
牛肉の美味しさを見極めるには、 牛の性別 を見ましょう。産地やランクも大事ですが、 牛の性別 が重要です!牛肉は 牝牛(雌牛)が美味しいのです!
私達が「牝牛(雌牛)」にこだわるのには ワケ があります。今回は、焼肉をする上で絶対に知っておきたい、「牝牛(雌牛)」の圧倒的な 美味しさの理由 をお伝えします!
なぜ、牛の性別が、肉の美味しさに関係するのか?
牝牛(雌牛)は非常に柔らかい肉質と、上質な脂を持っています。脂には不飽和脂肪酸が含まれています。 不飽和脂肪酸は融点が低いため、口に入れた瞬間に、口の温かさでジュワッととろけます!
この不飽和脂肪酸は牝牛(雌牛)に多く含まれる成分です。柔らかい肉質と不飽和脂肪酸の多さが、牝牛(雌牛)が美味しい理由です。
普段、皆さんが食べている牛肉のほとんどが、 雄牛(おすうし) ということをご存知ですか?
雄牛はもともと体が大きく筋肉質であり、硬い肉質です。そこで、牝牛(雌牛)に近づけるために 去勢 されます。
雄牛を去勢する事によって、牝牛(雌牛)の持つ柔らかい肉質と、上質な脂に近づけるように育てられています。
牝牛(雌牛)の美味しさに近づいてはいるものの、やはり牝牛(雌牛)の美味しさには劣ります。
牝牛(雌牛)には条件がある
牝牛(雌牛)と言っても、ただ性別上 メス であればいい、というわけでわありません。ここでいう「牝牛」とは ある条件 を満たしている必要があります。
牝牛(雌牛)の条件、それは 未経産 であること。つまり出産を経験していないメス牛です。
出産をしていないメスの牛であることが、牛肉において 美味しい指標 になります。
では、 なぜ未経産が美味しいのか?
牝牛(未経産)は非常に柔らかい肉質と、上質な脂肪に含まれる不飽和脂肪酸の効果で、とても美味しいことは、理解していただいたと思います。
逆に、 経産牛 (出産経験のあるメス牛)は、子どもを生むために育てられます。子どもを多く生んでもらうため長生きさせようと、ワラや牧草など健康的な餌を与えられます。
健康的な育てられ方の結果、脂肪が少なくなるんです。
脂肪が少なくなれば、当然、不飽和脂肪酸の量も少なくなってしまいます。不飽和脂肪酸が少なくなれば、溶け出す肉汁も減ってしまうというわけです。
まとめ
雄牛はもともと筋肉量が多く硬い肉質です。
経産牛(出産経験のあるメス牛)は脂肪が少なく、不飽和脂肪酸の量も少なくなります。
したがって、 柔らかい肉質と上質な脂肪のバランスを持つ、未経産の「牝牛」が、最も美味しい ということになるんです!「牝牛」は食べるために育てられた、食肉牛の頂点です!
牝牛(雌牛)が美味しいということを理解していただければ、皆さんの明日からの牛肉選びや焼肉が変わります!
特選黒毛和牛牝専門 焼肉Uでは、この「牝牛」にこだわり、お客様にご提供させて頂いております。ぜひ一度、「牝牛」を味わってみてください。
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